●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(21/46) - ＨＭＵ 達弥西心

そこにお金をもたらしたというのは、もっと矛盾を発揮させているのです。

何が矛盾と言っているかといえば、お金というのは、この世にあるモノですからいくら集めても構わないのです。いくら集めても構いませんが、この世を去っていくときはそれを全部手放さなければならないという矛盾を抱えているのです。それが一番わかりやすいのがお金です。お金をどんなに集めても構いませんが、ただしどれだけ貯めても自分がこの世を去っていくときは全部手放さなければならないのです。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(20/46) - ＨＭＵ 達弥西心

ということは、生きるということは死んでいくということと一緒になってしまう。矛盾しています。我々は、精神的な存在としてこの世に生きていますが、からだを持っているあいだというのは、そこに矛盾を抱えているわけです。この世にからだを持っている以上、この体はどこかで朽ちてしまうのです。これは矛盾です。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(19/46) - ＨＭＵ 達弥西心

お金は人間が発明したものではありますが、天が人間に必要だから持たせているわけです。

そもそも人間がこの世にからだを持って生きることは、とても生きにくいことです。なぜかと言えば、生きているけれども、最後には死んでいくからです。生まれてきて、「大きくなったね」と喜んでいるけれど、大きくなったということは死に近づいているということ、厳密に言えばそういうことです。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(18/46) - ＨＭＵ 達弥西心

止まらないから不安みたいに思います。これがもし入ってこなくなったらどうしようと思いますが、サラサラ流れていることは安心なのです。

あっても止まっている状態というのは、ほとんどお金がないというより、もっと不安なものです。

最終的には、天意どおりに生きるしかないということを知らしめるために、お金というモノがあるのです。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(17/46) - ＨＭＵ 達弥西心

ある唸るように資産のある人が、「お金はあるんだけども、子どもがいまから学校に行く。毎月の入ってくるお金がない。これは厳しい」と言うのです。要するに、お金があるから安心ではなくて、お金が一定のスピードで、目の前をサラサラ流れていく状態というのが安心なのです。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(16/46) - ＨＭＵ 達弥西心

なぜかお金というのは、貯まるときは一気に貯まります。出ていくときは一気に出ていきます。サラサラ流れているのが一番幸せだということが、ずっとお金を扱っていると分かるようになります。

たくさんあった方が安心だとか、何千万、何億あったら安心だと言いますが、本当にそうでしょうか。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(15/46) - ＨＭＵ 達弥西心

同じように、人間の向こう側、モノの向こう側に念いがあるのです。念いのかたまりがあるのです。天という存在を知らせるために、人間のうえに天があるということを知らせるために、人間に思いのレッスンをさせるためにお金というモノをもたらしているのです。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(14/46) - ＨＭＵ 達弥西心

その人間の向こう側には目に見えないものがあるのです。

お金というものを考える時に、わからないといけないことです。もし人間がいなかったら、お金というモノは要りません。そしてその人間がいつも一定の念いを持っていれば、お金というモノはなくてもいいのです。でも、いろいろな思いをしている、裏でいろいろな思いをしているのです。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(13/46) - ＨＭＵ 達弥西心

モノの話をしてきましたが、結局人間はモノです。こう言うと、嫌だという人がいるかもしれません。

しかし私は目に見えるものは全部モノだと思っています。からだを持っている人というのもモノなのです。目に見えないものは、念いとかこころというものだと思っています。人間はやはりモノです。肉体はモノです。

●そもそもこの世になぜお金は存在しているのか(12/46) - ＨＭＵ 達弥西心

何か止まった、何かが止まっている、すると動かない。ところが、あるときすーっと動きだす。あれは何でしょう。いくら仕入れて、いくら支払ってという計算だけではいかないものが何かあります。それが何かということです。お金を遣う時に、お金が存在した理由がわかりますし、正しいお金の遣い方、まわし方というのがわかってくるのです。