この感覚が常にあるかどうかが問題になると思います。安定している、コンスタント、継続しているという感覚があるか、どうかという話です。なかには、こういう話を嫌だと思う人もいるからです。

どういうことかといいますと、最後に帳尻が合えばいいじゃないか、最後がピシッといけばいいじゃないか、という価値観の人です。そういう人は、27日まで寝ていてもあと3日で全部やって結局合えばいいじゃないかという考え方です。確かに合えばいいのです。

しかし経営者になってみると全然違ってくると思います。確かに従業員感覚だったら、それでいいのです。セールスマン感覚、選手感覚だったらいいのですが、監督の感覚では、これは絶対に許せないのです。不安でしょうがない。27日になると「もう、どうしよう。どうしよう。どうしよう。」と思うんです。最後の三日間で帳尻が合って、ああ良かったとなったのも束の間、その次の日からまた1日が始まるのですから、精神衛生上良くないですね。