(4)達弥西心のわかりやすい話「経営」

達弥西心のわかりやすい話「経営」

●「いのち」をつないでいくことを経営という(8/9) - HMU 達弥西心

たとえば「今度のマラソン大会にお出になるんですってね。・・・期待してますよ」。

気持ちは分かりますが、これでは駄目です。特に、自分には自信があるんだと豪語するお客さまほど要注意です。もし成績が散々だったら・・・と考えてみてください。しばらくは姿を見せないでしょう。

ですから、「こんどのマラソン大会にお出になるんですってね。・・・楽しみにしていますよ」。

これでよいのです。成績が良くても悪くても、そのお客さまはニコニコ笑ってやってくるでしょう。あなたのところへやってくれば、自分の自己重要感が満たされることを彼は知っているからです。

もう一歩突っ込んでお客さまに声をかけるならば、(これは使い方を間違うと薄っぺらく聞こえますが)「祈ってます」という言葉です。「お子様の病気、早くよくなるように祈ってます」。この言葉が気負わずに使えるようになると、お客さまの自己重要感は一気に充足されます。

●「いのち」をつないでいくことを経営という(7/9) - HMU 達弥西心

「ありがとうございました」から「ありがとうございます」へ。「ありがとうございます」からもう一言つけ加えて「いつもありがとうございます」へ。

さらに「楽しみにしていますよ」という一言をさりげなくつけ加えることができるようになると、お客さまの自己重要感はぐっと増します。「またのご来店(あるいはご用命)を、楽しみにしております」というのです。

これをうっかり「期待しています」と言ってしまったら、お客さまのこころの荷物がとたんに重くなります。いやになるのです。

●「いのち」をつないでいくことを経営という(6/9) - HMU 達弥西心

そして、言葉づかいです。「ありがとうございました」という縁の切れる言い方では、いのちは寂しがります。お買い上げいただいたときも、お帰りになるときも、電話でも「ありがとうございます」一本で通しましょう。この「ありがとうございます」に、もう一言「いつも」を頭につけましょう。「いつもありがとうございます」。

これはいいことを聞いたということで、ていねいに二回繰り返すのは嫌味になりますからよしましょう。「いつもいつもありがとうございます」どうでしょうか?

●「いのち」をつないでいくことを経営という(5/9) - HMU 達弥西心

いのちは、きれいなところが好きです。だからピッカピッカに磨き上げることが朝一番の最初の仕事でなければならないのです。掃除がいちばん大切な仕事です。ガラス窓の汚れ、机の上や隅、床の汚れ、棚のほこりはとくに要注意です。

いのちは、安全なところ、安心できるところが好きです。とがっているもの、不安定なものが苦手です。お客さまの位置から見えるものをすべて点検してみることです。

いのちは、整理整頓されている、整っているところが好きです。

いのちは、汚れていない、清潔なところが好きです。だからトイレ掃除なのです。いちばん汚いところを、いちばん清潔に保つことです。

●「いのち」をつないでいくことを経営という(4/9) - HMU 達弥西心

逆にいうと、自己重要感というものは、誰かから自分の「いのち」を大切に扱われたときに充足される、ということでもあります。これが、商売繁昌のコツなのです。

いのちは、少しでも早いのが好きです。いのちに限りがあることを知っているからです。だからお待たせしないこと、だから電話一本即刻参上を心がけなければいけないのです。とくに苦情には、何を放ってでも、即座に対応することです。お詫びに伺うことです。

●「いのち」をつないでいくことを経営という(3/9) - HMU 達弥西心

人間は誰にでも「自分はどんなときも正当に重要だと扱われたい」という欲望があります。これを自己重要感と呼びます。ある意味で、人間はふつうこの自己重要感を満たしたいがために生きている、誰から満たしてもらおうと躍起になって生きている、と言ってもよいでしょう。

あなたがそのレストランでムカッとくるのは、その自己重要感を踏みにじられたからなのです。しかも、お腹が空いているときに、大げさに言えばいのちが危険にさらされているこの重大な局面で正当に扱われなかった、後回しにされたことにムカッときたのです。

●「いのち」をつないでいくことを経営という(2/9) - HMU 達弥西心

レストランに入って、早速メニューから選んであなたは注文した。待っていると、やがてその注文をしたものが目の前を通りすぎて、少し離れたところの席の、明らかに自分よりあとに入ってきて、明らかに自分よりあとで注文したお客のところへ運ばれていった。とすると、あなたは、ズバリとお聞きしますが、ムカッときませんか?

●「いのち」をつないでいくことを経営という(1/9) - HMU 達弥西心

この世を生きる人たちの最も大きな関心事は「いのち」でしょう。この「いのち」をつないでいくことを、そもそも経営というのです。

会社の経営者とは、会社のいのちをつないでいく人のことです。

そして、自分の人生の経営者は自分の人生のいのちをつないでいく人のことです。すなわち私たちのことです。

●どうしてそんな非情なことをするのか(4/4) - HMU 達弥西心

全社員が、それぞれに頭の中で何を考えたかではなく、胸の内で何を思ったかです。この社長の気持ちがストンと納得出来る人は、天の思いが納得出来る人です。

どうしてそんな非情なことが出来るのか、社長は現場のことがさっぱり分かっていないなどと思った人は、天の思いがなかなか分からない人です。

胸に手を当てて考えてみてください。

●どうしてそんな非情なことをするのか(3/4) - HMU 達弥西心

ここで問題です。社長がその方針を発表したとき、どうして、全社員が一瞬水を打ったように静まりかえったのでしょうか。

このとき、この方針を発表するために、前の晩社長は一睡もできなかったのではないか、震えるような思いで勇気を奮って決断されたであろうと、社長の胸中を思って、一瞬水を打ったように静まりかえったのでしょうか。
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