この人生を思い通りに生きられたら、どんなに楽しいだろうと誰もが思います。
しかし、なかなかうまくいきません。うまくいかないのには理由があります。
ほとんどの人が人生をなんとか生きていますが、人生を経営してはいないのです。
人生を経営する意識がきわめて薄いのです。
経営とは、「継続的・計画的に事業を遂行すること」です。一般には、会社や団体などの組織についてだけ経営という言葉を使いますが、実際に私たちは家庭も経営しています。
そして自分自身の人生も、経営しています。人生は経営していかなくてはならないのです。人生は生きるものではなく、経営するものなのです。
さて、ほとんどの人たちは人生は思い通りにはいかないと思っています。うまくいかない第一の原因は、この「思い通りの人生」という部分にあります。
では、具体的に答えてみてください。「思い通りの人生」というのは、どんな人生ですか?
具体的に答えられましたか?大部分の人たちは、どれだけ具体的に答えれば良いのか分からなかったはずです。つまり、普段、人生を具体的に描いていないのです。
人生を具体的に描くことができなければ、人生を具体的に経営することはできません。
企業の経営者がやることで、社員と違うことはたった二つだけです。
目標を決めるということと、最後の決裁を行うということです。目標設定と最終決議、この二つを自分で行う人が社長なのです。
自分の人生を経営するには、自分が自分の人生の社長でなくてはいけません。自分の人生の社長であり、社員でもあります。
自分の人生を経営するためには、自分の人生を具体的に描かなくてはなりません。そして具体的に描いた人生に沿って、人生の目標設定をするのです。
小さな具体的な成功の積み重ねの上にしか、人生の大きな夢の実現はありません。ほんの小さな具体的なことが、具体的に思い通りにいくかどうか、なのです。
人生を思い通りに経営することができるかどうかは、小さな具体的なことを具体的に描くことができるかどうかにかかっています。
HMU 達弥西心